めぐみちゃんのムチプリっぷりを全力で堪能するまんがですが、やっぱり読者としてうれしいのは、まーくんとうまく行ってるときの笑顔ですよね。もう邪魔しないからキミたちくっついちゃいなさい、と思いながらニヤニヤして読んでます。
この笑顔である。まーくんにはデレデレ。 |
このまんが本当にすごい! 戦争とか人類の重大なテーマかと思ったら、ついには「特異点」として生を受けたシンドバットが神をも超克し、さらに人類を引き上げようとしている。同じく「特異点」として同時期に生きるアラジンとアリババ。ルフを書き換えられた人とはまったく幸せの定義が噛み合わず圧倒的に孤立してしまう。
この話これからどうなってしまうの? 歴史に残るまんがをリアルタイムで追いかけてるこの充実感たまりません!
「初恋ゾンビ」
前回に引き続きプール後編。キラキラとあまりにまぶしい江火野さんを見て弟の初恋ゾンビだと勘違いしたタロウ。受肉した人の身でありながら、想い人の理想的な姿である初恋ゾンビと見まごう江火野さん。女の子は思春期の一瞬、信じられないくらいキラキラする時があるけど、今まさにそんな頃なのかな?
弟、ナストと江火野さんを会わせまいと江火野さん(と きょうだい)を連れ出すタロウ。隠れてやり過ごし、ホッとしたところで振り向いたらやっぱりまぶしい江火野さん!
この恵体もう暴力です! |
サイズの合ってない水着を指摘したタロウ。ものすごい恵体をもっているのに、中身は性徴前のあどけない少女のような江火野さんはズレた回答をします。それに少し安心するタロウ。だけどイヴは動揺を見透かしたように見つめます。
レストランできょうだいたちに食事をさせていると、一人で来るはずのないタロウに江火野さんは誰と来たのか問いただします。はぐらかそうとするも民宿のバイトで仲良くなった女の子と来たのかと勘ぐる江火野さん(妬いてる?)。結局ナストと来たと白状すると、案の定呼んで一緒に遊ぼうと提案される。そこでナストは江火野さんが好きだら(忘れかけて眠っている初恋ゾンビが覚醒するから)会わせたくないと正直に伝える。当然ドキっとしますよね。江火野さんは。そこにイヴからナストが向かってきているとの情報が! 慌てて江火野さんを連れ出すタロウ。イヴの見えない江火野さんにしたら、この展開さらにドキっとしてます。
見つかるのを防ぐため流れるプールに入ろうかと思うも、大量のカップルが楽しんでいる様子。ふたりにしては入りづらい。ここで江火野さん、気になってることを思わず聞いてしまいます。
知りたい江火野さん |
あれ、落胆? |
飛び込んだプールはふたりだけの世界。 |
音の掻き消えた水中で、突然たったふたりだけの世界が訪れます。夢中でふたりは見つめ合います。むさぼるように。互いを瞳いっぱいに写し込みます。息をするのも忘れて。
まっすぐに、ただひたすら見つめ合います。 |
「兄ちゃんはさ、その性格に生まれてなかったらきっと…江火野さんのこと好きになってただろうね。」
水中で見つめ合っていた江火野さんが微笑みます。
それは 今まで見たことのない表情。 |
タロウから離れ、安心したとも、何かを自覚したとも取れそうな何やらないまぜになった妖しくも美しい鮮烈な表情をみせます。
この表情胸を締め付けられるほど鮮烈!! |
そして次の瞬間、照れたようにきゅっと唇が上がって嬉しそうな笑顔で歩いてゆきます。
笑顔は少女の気持ちとともにプールと夏空に溶けてゆきます。 |
いやもうすごい! 「マギ」同様、歴史に残るまんがを追えているこの感動ッ! なんという僥倖! 峰浪さんは少年少女の「今、この瞬間」を切り取って読者を引き込んで圧倒的に共感させます。恋をしたことがある人なら誰もが、ものすごく心揺さぶられ、かつ少女たちの魅力に圧倒されると思います。本当にすごい能力の持ち主です。なんと魅力的なんだ! そして、江火野さん同様読者の心をゆさぶる魅力を持つヒロインがもうふたりもいる!!!(もちろん、イヴと指宿くん)
うぅ、「Be Blues!」や「だがしかし」、「双亡亭壊すべし」、「サイケまたしても」そして「ムシブギョー」…他にも語るべきまんががサンデーにはたくさんあるけど、ちょっと今週は「初恋ゾンビにアテられてしまった…。ねこぐちさんやオダトモヒトさんや伊織さんなど、作家さんたちからも江火野さんの魅力を見事に表現した今回についてツイッターで賛辞が送られています。
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